原題は、
The Nanny Diaries。
「子守の日記」というわけですが。
私がクマにキレた理由というのも、まあ、なんとなくありです。
公開中の
「ブーリン家の姉妹」The Other Boleyn Girl
を観る前に、やはりこっちを観ておかなくちゃ・・ということで。
映画のサイト
歴史ものでもなく、複雑な境遇というわけでもなく・・
看護婦を続けながらいい大学を出させてくれた母親がいて、大学を卒業したものの、就職はどうしようか・・・というときに、子守の仕事が舞い込むというお話。
こういうホームドラマ的なものでも、スカーレット・ヨハンソンの味がいい具合にでてました。
ありそうなキャラクター。
映画の方は2007年製作で、冒頭で大学を卒業してゴールドマン・サックスの面接に行くというのは、ちょうど今の時期だと笑いどころじゃないのに、皮肉っぽくなってしまいます。
NYのアッパーイーストの華やかな生活の裏側に潜む寂しさ・・・金儲けに明け暮れている生活ってどうなの?という、ありがちなテーマ。
それゆえに最後は、自分探しや、将来の夢や、家族の絆とかいうところに落としていくという単純さがいいです。
肩の力を抜いて楽しめます。
こういうスカーレット・ヨハンソンも、いい感じ。
人間観察を博物館の展示に例えたり、メリーポピンズ風の遊びなども、観ていて楽しい映画でした。