DVDで観る
どうしてそうなったのか、 知りたいというのは、人情というものだろう。
マーク・D・チャップマン
あなたは、なぜジョン・レノンを撃たなければならなかったのか・・
「マーク・D・チャップマンの心の闇に迫る衝撃の物語」という触れ込みだが・・・
ハワイでの生活、ハワイからニューヨークへ来る前の妻との生活、
逮捕後の獄中生活など、チャップマンの心情が詳細に描かれているが・・
わからない
どうしてか
彼は、図書館で、「ライ麦畑でつかまえて」に共感し、
何度も読み返した後に、ジョン・レノンの写真集を見て、
「偽善者は殺さなくてはならない」
ということにした
確かに人格的なものや、精神的な屈折はあるだろうが・・
そういう風に結びつけられて、殺されてしまったジョン・レノンがいたたまれない
1980年12月8日
あの日、あのニュースを聞いたときの自分、
そのときの部屋、その温度、一緒にいた人、
それからのTVニュースの場面・・・
まざまざと甦ってきて、思わず涙目になる
チャップマンは、移送中には必ず防弾服を着せられる
今でも服役中
仮釈放の申請は何度か棄却されているという
確かに、世の中に出てこない方がいい
許せない人はたくさんいるだろう
この映画を観たら、余計に理不尽に思える
残念ながら、共感の余地はなかった