7月5日(土)札幌コンサートホールKitara
札幌交響楽団演奏会
~PMFウェルカムコンサート~
指揮:尾高忠明氏
ウォルトンの戴冠式行進曲「王冠」、
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン、ライナー・キュッヒル氏)
ショスタコーヴィチの交響曲第5番ニ短調
PMFオーケストラ・メンバー17人が、ウォルトンとショスタコーヴィチの演奏に加わっての演奏。
芸術の森での開会式が15時30分までだったので、キタラに急いで戻る。
すでに15時30分からのゲネプロが始まっていて、ショスタコーヴィチの3楽章から、キタラの2階席で聴講。
尾高氏、キュッヒル氏は開会式に続いてのリハーサルと本番。
PMFオケが芸術の森で演奏している最中にキタラへの移動ということで、お疲れ様です。
札響コンサートへ参加の17名は、芸術の森での演奏には加わっていないので、あちらのオケにこの17名のメンバーが、入ってフル編成となる。
PMFのみのメンバーはピュアな状態から創りあげられるとすれば、札響参加のメンバーは、札響というプロ集団の中で学ぶことも多かろう。
開会式のPMFオケが、フロマージュ・ブランのようなフレッシュさだとすれば、札響の方は熟成させた深みが加わった個性的なチーズといったところか・・
本番はP席オルガン横で聴く。
フェスティバルの開幕を祝うウェルカムコンサートは、特別な意味がある。
弦に参加したPMFメンバー17名と札響の弦、札響の管の底力が出た。
今年は尾高氏もゲストコンダクターとしてPMFフェスティバルに名を連ねている。
PMFオーケストラのメンバーが客席で鑑賞しているこのコンサートそのものが、次の演奏会へと続く布石となるのだ。
開幕にふさわしい熱演だった。