マッチ・ポイント以来、気になっていたスカーレット・ヨハンソン。
このところ、いろいろと探して観ています。
今年公開予定のウディ・アレンと共演の「スクープ」。
こちらの公開が楽しみです。
さて、それぞれの印象は?
●バーバー The Man Who Wasn't There (2001)
高校生ちょっとした役ですが、おじさんをメロメロにするほど艶っぽい。
モノクロ映画ですが、間違いなく彩りを添えています。
●アメリカン・ラプソディ An American Rhapsody (2001)
前半はヨハンソンではない子役、後半の少女はヨハンソン。
ハンガリーとアメリカを舞台にして、国、自由、親子などのテーマは重い。
不良を演じる姿と、憂いを秘めた少女を演じる姿など、ヨハンソンの様々な顔が見所。
アイデンティティを求めてハンガリーを旅する少女の姿も訴えかけるものが強い。
エヴァ・ガルドス監督の実体験を基に作られたドラマということもあり、終盤では涙。
素直に泣けました。
●ゴーストワールド Ghost World (2001)
初々しいですねぇ。こういう年代の姿がスクリーンに固められているのは、宝物です。
高校を卒業する2人の少女の揺れ動く心境を描く。
イー二ド役のソーラ・バーチが主役。
レベッカ役のスカーレット・ヨハンソンが、ちょっと先に割り切った大人になるという進行。
個性的な男優、スティーヴ・ブシェミがレコードオタク役で、なかなかいい味を出してます。
●ロスト・イン・トランスレーション Lost in Translation (2003)
新宿のパークハイアットホテルが舞台。18歳で22歳の役を演じています。
フランシス・コッポラ監督。ある意味、一番輝いている時期かも。
新宿にいても、京都にいても、彼女の姿は見事に風景にマッチします。
ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンの二人の芝居がじわ~っとしていていい。
●真珠の耳飾りの少女 Girl with a Pearl Earring (2003)
映画そのものが、「絵画」です。とにかく、映像が美しい。
1665年のオランダを舞台に、天才画家フェルメールを巡る話。
オランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館に常設展示されている「真珠の首飾りの少女」をモチーフにしてストーリーが作られた。
こういう風景にもスカーレット・ヨハンソンは似合う。
●スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦 The Perfect Score (2004)
ドタバタ劇。大金持ちのお嬢さん役ですが、これは彼女の経歴になくてもよいでしょう。
色っぽさもでてますが。
●理想の女(ひと) A Good Woman (2004)
スカーレット・ヨハンソンは貞淑な妻役なので、もうちょっと悪ぶったところがあると申し分ないかも(笑)
ヘレン・ハントがこれまたいい。(ツイスター、恋愛小説家、スコルピオンの恋まじない)
話がよく出来いる。映画もちゃんと作ってある。それもそのはず、オスカー・ワイルドの小説「ウィンダミア卿夫人の扇」が原作。 最後が、じわ~っとくる。
こういう風に映画にうまく騙されたいなぁ・・と思える作品でした。
●アイランド The Island (2005)
メジャーな映画なので、最初に観た一つ。
他の作品がうま~く作り込んであるので、SFチックな作品では仕掛けが目立ってしまい、彼女の魅力に浸るには、今一つの印象でした。
●ブラック・ダリア The Black Dahlia (2006)
劇場にて、昨年秋に鑑賞。
すっかりスカーレット・ヨハンソンファンになっていました。
煙草を持つ仕草とか・・絵になります。
これほど、ポーズが決まる女優も、なかなかいないでしょう。
といっても、彼女以外の役者もいろんな味を出していて・・実際の事件を題材にした作品。