原題 : Deconstructing Harry ハリーを解体する
内容的には、確かに「地球は女で回っている」になるのだが・・・。
ウディ・アレン流の毒の詰め込み方が濃厚。
好き嫌いが分かれるだろうが、私はこの映画が大好き。
自虐的な台詞の数々。
親戚や兄弟の私生活を小説ネタに暴露して嫌われる小説家。
虚構と現実のオーバーラップ。
診療中に切れまくる精神分析医の妻。
自分が描いた小説の登場人物たちから表彰される主人公。
いかにもウディ・アレンというシーンが続く。
辛口のブラックジョークに笑い転げる。
やりたい放題という感じが爽快。
中途半端ではないところが、いい。
終わった瞬間、思わず拍手・・・やってくれたぁという感じがする。