まだまだ活躍して欲しかったのですが・・・
岩城宏之氏、13日他界。
70年代はテレビでN響を振る姿を何度も。
岩城氏の棒で初めて聴いた曲もずいぶんたくさんありました。
指揮者の裏話が色々あって、著書も楽しませてもらいました。
http://iwakihiroyuki.com/index.html
75-78年札幌交響楽団常任指揮者。
テレビのインタビューで
「札響を日本のクリーブランドに・・」と言っていたのが印象的。
今の札響だったら、それもまんざら嘘ではないです。
素晴らしいオーケストラになりました。
88年まで音楽監督。
1988年にはオーケストラアンサンブル金沢の音楽監督。
小編成で緻密な演奏を聴かせてくれるオーケストラ。
オーケストラの楽しみ方を広げてくれたOEKの功績は大きく感じます。
OEKは私の大好きなオーケストラの一つです。
オペラシティでのコンサートの際、アンコールで「六甲降ろし」が演奏され、阪神大活躍の年の素敵なプレゼントでした。
そのサービス精神に脱帽。
2004年12月31日 前年のベートーベン連続演奏の際には3人の指揮者が交替で振りましたが、この年は岩城氏一人で9曲を振った最初の年。
聴衆も一体となったコンサート。
オケの団員全員が去った後に、岩城氏一人が文化会館のステージでいつまでも鳴り響く拍手を受ける・・・感動的な日でした。
あの光景は、忘れないでしょう。
いろいろと病気をされているようでしたが、まだまだ現役バリバリの指揮者というイメージでした。
73歳。ご苦労様。
たくさんの「ありがとう」を言いたいです。