本日は、ベトナム国立交響楽団。
明日のマレーシア国立交響楽団で最後です。
今日は、ベトナムの作曲家の作品に続き、ショスタコービッチのバイオリンコンチェルトと交響曲5番でした。
最近は、アジア人も海外で勉強しているのでしょう。
国に戻ってきてプロの演奏家になっているので、相当の腕はあります。
ショスタコービッチのバイオリンコンチェルトで素晴らしいソロを奏でたブイ・コン・ズイ氏(1981年生まれと若い)が、シンフォニーではコンマスに入っての演奏でした。
ブイ・コン・ズイ氏は、ダン・タイ・ソン以来の逸材と言われているそうです。
そういうバイオリニストが入っているのですから、演奏は期待以上でした。
パートごとで、多少の技量の差はあっても、エネルギーがあります。
3日目までで、どのオケにも共通しているのは「勢い」です。
プログラム中に自国の作曲家の作品が入っているところも、今回の聴きどころ。
今日のアンコールは、ベトナムの曲でした。
その旋律を聴いていて、思わず「アジアだなぁ・・」と思い、ジーンと胸が熱くなりました。
オーケストラという西洋の編成で、西洋の曲を奏でてはいるものの、「心はアジア」です。
西洋のオーケストラとは違った、共感のようなものを感じます。
アジアのオーケストラで、西洋のオーケストラとは違った魅力を発見しています。