http://www.rhythmisit.com/
「ベルリンフィルと子どもたち」の原題は、「リズム・イズ・イット」でした。
ドキュメンタリー映画なので、もっぱら、ダンスチームに参加した数名の子どもたちのインタピューと、ダンスののロイストン先生、サイモン・ラトルのインタビューを中心として、ダンスの練習風景、オーケストラの練習風景などで構成されています。
前半の混沌状態から、徐々にエネルギーが満ちた芸術作品が構築されていく過程を見ることができます。
カラヤン指揮のベルリンフィルの映像とは、全く違った世界です。
ラトルとベルリンフィルの演奏にあわせた子どもたちのパフォーマンスからは、踊ることの原点や演奏することの原点を観ることができます。
色々なことを考えさせられますが、BGMとして使われている「春の祭典」のシリアスさが、映画そのもののシリアスさにもつながっていて、淡々としていながらも、随所で心に訴えかけるメッセージがありました。