いよいよ、本日(2010.5.26)、
「影のない女」、観ます。
複数回、観たいところですが、仕事の関係で今回は一回きり。
ベーム版のCDを買ったのは、1980年代。
他のR.シュトラウス作品に比べると、「影のない女」は、頻繁に聴く訳でもなく、
たまに聴く程度でした。
新国の「影のない女」に備えて、改めて何度も聴きました。
1977年、ウィーン国立歌劇場ライブ。
1963年、バイエルン国立歌劇場ライブのカイルベルト版も購入し、交互に聴いていました。
こちらも、録音も悪くなく、舞台の熱気が伝わってきます。
羽田へ向かう飛行機の中で対訳を見ながら聴くと、泣けました。
素晴らしい!!!
R.シュトラウスの作品の中では、暗示的なところもあり、あまりポピュラーではありません。
最高傑作との声もあります。
三幕ありますが、いずれも一時間以上と長い。
登場人物の多さや舞台の複雑さで、なかなか上演される機会がない作品。
新国の公演に先だって、新国の情報センターで色々と調べてみました。
1992年のバイエルン国立歌劇場、日本初演のサバリッシュ指揮のときは、
市川猿之助さんの演出。
猿之助さんとは、1993年にオペラや歌舞伎とは全く違う仕事で、
ご一緒させていただいたこともありますが、この演出の件は、最近忘れていました。
幕切れは、まさに歌舞伎的。
この作品への認識を大いに新たにしています。
新国公演へ臨みます。