篠田正浩監督の映画で武満音楽の3作品。
1966
「処刑の島」原作:武田泰淳
1973
「化石の森」原作:石原慎太郎
1975
「桜の森の満開の下」原作:坂口安吾
ここぞ・・というところで、おどろおどろしい音がつく。
怨念や狂気をテーマにしているだけに、全部重い。
こういうのを3本続けて観るのは体力がいる・・
「処刑の島」は、娯楽性とは縁がない映画かもしれない。
重々しい過去の怨念を背景として、人間のドラマが描かれる。
「化石の森」は、医師役のショーケン。
医師の良心と彼女との関係、母親との確執を描く。
「桜の森・・」の岩下志麻は、美しい。
篠田監督、自分の奥さんだから、こんなにも美しく撮れるのだろうか。
満開の桜の花吹雪にも負けない岩下志麻の美しさ。
1969「心中天網島」原作:近松門左衛門
こちらは、映画そのものにも武満徹の意見が出され、共同脚本となっている。
何度観ても飽きない。
名作。
音楽の使い方も凄い。
今の時代であっても、衝撃的。