21日、火曜日は、「弦楽アンサンブルによるバロック音楽の夕べ」と題された、教会でのコンサート。
10月1日が「国際音楽の日」に指定されたことなどを背景として、札幌音楽家協議会が(財)音楽文化創造と共催したもの。
今回結成されたのが、協議会の室内アンサンブル。
3、3、2、2、1の弦の編成に、チェンバロ、オルガン、声楽とバイオリン独奏を交えてのコンサートだった。
会場となったのは、札幌市図書館横のバプテスト教会。
教会でのコンサートというのは、雰囲気があっていい。
音楽を聴くという姿勢が自然とできる。
また、備え付けのオルガンが聴けるというのも醍醐味のひとつ。
プログラムは、パッヘルベルのカノンより始まる。
バイオリン、3部。ビオラなし。おなじみの曲。
続いて、独唱者を迎えて「オンブラマイフ」と「私を泣かせてください」。
200名ほどの小さな会場の中に、いっぱいに響く声。
これは、しみじみと味わわせていただいた。
うれしいことに、教会のオルガンでバッハの小フーガト短調。
やはり、教会で聴くと独特のものがある。
オルガンも交えてアルビノーニのアダージョ。
これもまた絶品。
後半は、バイオリン独奏を迎えてヴィヴァルディの「四季」。
腕が確かな方々ばかりなので、こちらも素晴らしい演奏だった。
アンコールがG線上のアリア。
パッヘルベル、ヘンデルなど、自分でも弾いている曲。
私も、教会を会場としたコンサートに何度かあがっているが、演奏する方もちょっと独特の雰囲気になる。
しばらくお休みしていたが、私のバイオリンの先生もあがっていらっしゃった。
久々にご挨拶。
行ってよかった・・・と、しみじみ思う。
素晴らしい会場と、素晴らしい演奏に、感激して帰る。