タイトルロールを中心にスター歌手に脚光が当たるオペラ公演。
カーテンコールは、やはり歌手が中心。
ブラボー、ブラーヴァ、ブラーヴィのみならずブーイングもある。
「ピーターグライムズ」2回目を終えての印象は、
『みんなが主役』 。
歌手、合唱団、オーケストラ、指揮者、副指揮、合唱指揮、言語指導など全ての人々によるもの。
ファゴットの一戸さんが定年で今月退団ということもあり、ロビーコンサートも一戸さん出演。
演奏終了後の尾高さんのコメントも、土曜日は桐朋学園時代の一戸さんに関するエピソード、 日曜日も団員から記念に釣竿が贈られたというお話で・・
特別企画ではあっても、やはり第511回定期演奏会には違いなかった。
アットホームな定期演奏会の雰囲気は、通常のオペラ公演とは違う。
こういう公演は、しみじみといいなぁ・・と思う。
2回目は、2階席で。
初回に比べて、さらに深みが増したように思う。
P席からは、歌手の動きが見えなかったが、 身振り手振りと、立ち位置の変更など、若干の演出的な要素も見えた。
1幕目からオケもよく鳴る。
2幕目、さらに深みへと誘われる。
3幕目の最後の合唱が、感動的に響きわたる。
素晴らしかった。