Bananas
ウディ・アレンの「バナナ」1971
初期の監督・出演作品。
冒頭のクーデターシーンでは、群衆をかき分けて銃弾を撃ち込まれた大統領にインタピューを行うレポーター。
マスコミ風刺とともにイデオロギーなどは作り物だと揶揄しながら展開していく。
署名をお願いにきた女性と、いきなりインテリ風議論を展開。
またしても出るキルケゴール(デンマークの宗教思想家)。
こういう言葉遊びは、面白い。
どれだけ難しいことを相手より知っているか・・の自慢話のよう
革命や政治闘争を徹底的に風刺しているが、精神分析医に話す夢のシーンではかなりきわどく宗教をコメディ化している。
新婚初夜のベッドをスポーツ中継風に描くなど、これでもかぁというくらい徹底的にやる。
ウディ・アレンの動作やバカバカしいシチュエーションで、爆笑シーンが満載。