マレーシア国立交響楽団のアンコールは、
Dimana kan ku cari ganti
(ディマナ カン クー チァリ ガンティ)
どこであなたの代わりを見つけたらいいの?
切々としたメロディーは心に響く。
1973年に亡くなったマレー音楽の父とも言えるP・ラムリーの作品。
シーラ・マジッドのアルパム「Legenda」の最後にも収められている。
シーラ・マジッドという女性歌手は大好きでテープやCDを持っているが、ストレートにアメリカンポップス調と言ってよい。マレーシアの臭いなどはほとんどしない。最上級のポップミュージック。マレーシアで作られた曲という感じがしない。
アルバム「Legenda」は、ラムリーの作品をレコーディングしたいという彼女の夢を実現させたもの。マレーシアへのこだわりのアルバム。
マルチタレントのP・ラムリーは、50~60年代に曲を作っている。
アンコール演奏の際に「Small piece」としか紹介されなかったが、マレーシアが誇る作曲家の作品。
出口のところの貼り紙では、「映画音楽」として紹介されていた。
フルオーケストラのアレンジで聴くと、格別のものがある。
それにしても、切ないメロディー。
どこで見つけたらいいの?
あなたの代わり・・。
ひとりぼっちで取り残されてしまった心境を歌っている。