ブラームスのクラリネット五重奏曲。
ベルリンフィルの弦楽器奏者と、ペーター・シュミードル(クラリネット/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)の演奏が、この世のものとは思えないほど良かった。(PMF)
シュミードルが演奏するCDもあったが、ベルリンのメンバーの精緻な演奏に魅了され、CDはベルリン・ゾリステン(クラリネットはカール・ライスター)の1988年録音版を買って聴いている。弦のメンバーは実際に聴いた人たちとは違うが、CDはいかにもベルリンフィルのメンバーの音がして、清涼感が素晴らしい。
晩年のブラームスの枯れた魅力に満ち、ブラームスらしさが漂う本当に素晴らしい曲。
こういう曲に巡り会えたことに、つくづく幸せを感じる。
創作意欲の枯渇により休筆していたブラームスが、マイニンゲン宮廷オーケストラのクラリネット奏者・ミュールフェルトに触発され、作曲への意欲を取り戻した後の名曲。
クラリネットが大活躍するという風ではなく、弦楽器に見事に調和し、独特の雰囲気を創り出している。クラリネットが、とても味わい深い音色がすることに改めて気づかされる。
昨日は、時計台ホールを会場にアマチュアの有志によるベルトラムカ室内合奏団で、クラリネットは布施さんという女性の方の演奏で聴いた。この曲を存分に堪能させてもらった。
かなり難しそうだが、いつか弾いてみたい・・・という気にさせる曲。
第1楽章は、
さすらいさん打ち込みのMIDIデータ有り。
MIDI音源の音質だが、楽譜を表示させながらこの曲を聴くと、また新たな発見がある。
ヤマハの楽曲解説も有り