5月28日(土)第479回札幌交響楽団定期演奏会(B日程・昼公演) 開演時間 15:00
指揮:高関 健(札響正指揮者)
メゾ・ソプラノ:白井光子
テノール:福井 敬
ハイドン/交響曲第60番 ハ長調 Hob.I-60
マーラー/交響曲「大地の歌」 Das Lied von der Erde
マンドリンは、マーラーの7番にも登場して、不思議な雰囲気を醸しだしますが、大地の歌の最後も、印象的。
聴き慣れた曲ですが、今回は、最後のewig!(永遠に)の繰り返しと、マンドリンの響きがとても印象的でした。
第6曲目は相当長いので、聴く方もそれなりの体調やら聴くための下地が出来ていないとつらい面もありますが、曲に没頭してしまえば、室内楽的な響きや繰り返しのフレーズが、
マーラー流の東洋や王維の詩の世界のような気がします。
若い頃、孟子や荘子を買って読んだのは、この曲の影響です。
歳を経て聴くと、いろいろなことを想うのではないでしょうか。
10年後や20年後には、果たしてどんな風に聴くのか・・・。
まだまだ、人生諦めの境地には達しておりません。
ベートゲによる第6曲の詩