オーケストラ・ダスビダーニャ
1年に1度、ショスタコービッチの曲を演奏するアマチュアオーケストラ。
このブログで、アマオケについて書くならば、学生オケも含めて相当な数になってしまうので、一つだけ挙げるとすれば、間違いなく「ダスビダーニャ」になる。
このオケの特徴は、ショスタコービッチ1点主義。
“ダスビダーニャ”とはロシア語で「また会いましょう」の意味。
1年に1度、ショスタコービッチの音楽を奏でるために団員が集まり、聴衆とともに、「また会いましょう」と言いながら来年へ・・・。
このオーケストラは、熱い。
アマオケは、熱いのが普通だが、ここの熱さは特別。
ショスタコービッチに燃えている。
2005年2月13日(日)
東京芸術劇場での演奏会も熱かった。
一昨年の7番、昨年の5番も良かったが、今年も燃えた。
演奏曲は、
D.ショスタコーヴィチ
Д.Шостакович
・映画『ヴォロチャーエフ要塞の日々』のための音楽 作品48(男声合唱付き)
・劇伴オーケストラのための組曲(ジャズ組曲2番)
・交響曲第1番 作品10
アンコールは、13歳の時に作曲したという「作品番号1」。
ショスタコービッチの曲といっても、交響曲以外は滅多に聴く機会がない。
毎回、このオケの演奏会で発掘される作品は、もの凄く面白い。
今回の映画音楽は、ブラスの大音響と男性合唱入り。
劇伴オケの組曲は、美しいメロディーとサクソフォーンなどが入った編成で、目と耳で存分に楽しませてくれた。
1番を聴くと、やはりショスタコービッチは天才だと改めて思う。
毎度毎度、「あっ」と言わせてくれるところが、このオケの特徴でもある。
1年に1度、この演奏会を楽しみにしているファンも多いだろう。
私も、ダスビダーニャファンの一人。
(コンサートパンフに、私のコメントも載ってました。渋谷区男性・・で。)