12月3日、ルーテルホールにて
弦楽四重奏による
モーツァルト「
レクイエム」。
キタラは二日続けてのゲルギー指揮のマリインスキーだったが、こちらの方に惹かれた。
モツレクの前には、
フンメルの弦楽四重奏曲、
譜面の調達も大変だったようで、まさに掘り出し物。
モーツァルトのレクイエムは、
文屋治実さんの編曲。
弦楽版モツレクの演奏は四回目になるそうだ。
こういう編曲ものといえば、
リストのピアノ版「第九」などを思い出す。
本物とは違った味わいがあり、たまにはいいものだ。
モツレクの方は、リヒテンタール編曲版や数種の編曲ものがあり、
CDも数種出ている。
曲が演奏されて最初のうちは、頭の中で本曲の楽器に置き換えて
聴いていたが、そのうち弦楽四重奏の構成に慣れてくる。
歌の部分は、KyrieやDies iraeなどの歌詞が頭の中に響いてくる。
弦楽四重奏になると、曲の構成がはっきりして、
モーツァルトの旋律に純粋に浸れる感じもした。
貴重な体験。
贅沢な時間を過ごした気がした。