札響2月定期は、尾高さんでブルックナー四番。
キタラの響きに、合いますねぇ。
ブルックナーは。
所謂ブルックナー休止、残響も音楽のうち。
聴衆も慣れたもので、終わったあとも、しっかり残響を聴いてます。
私もだいぶ前に、キタラのステージでブルックナーの四番をやりました。
ステージ上も気持ちよいですが、やはりホールの音を聴けるのは客席ですね。
今回のプロは、
ヴァイオリン伊藤亮太郎さんで、
プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調op.63。
プロコは近代的な響きとともに、ロマンティックなメロディーも出てきて、
なかなかいい曲です。
ステージ上に尾高さん、伊藤さん、大平さん、三上さんがそろうと、
豪華メンバーという感じがします。
ロビコンはビオラのお二人で、こちらも楽しませてもらいました。
チェロの川崎さんが退団ということで、とってもさびしいです。
アンサンブル・ヴェガなどでも、川崎さんの演奏はよく聴かしていただきました。
さて、
「お見送り」について、
今回、川崎さんをお見送りする荒木さんも書いていましたが、
あそこを通るこちら側の人間としても、どういうリアクションをしてよいのやら・・と、
びみょ~に感じておりました。
というのも、最近、ちょっと団員さんとお客さんとの間が広くなっているような・・
そそくさと通り過ぎて行く人が多いような気もしなくはないのです。
東京から帰ってきたばかりのときは、「すごい!!」と大感激していたのですが、
最近、いつものようにあそこに立っていらっしゃると、
ついつい、こちらも毎月のことのように、通り過ぎてしまうのです。
いかん、いかん・・・それでは、いかんのです。
よかったときは、駆け寄って手をとって、「感動した!!!」とか、言わなくちゃならんのですよ。
って、なかなかそれはできませんが(笑) 感動してますけど。
ふつ~に通りすぎているときは、
「いつもいつも、素晴らしい演奏をありがとうございます」
と、こちらも心の中で言ってます。声に出さなくても。
通りすぎるときに、もうちょっと笑顔で、会釈も深めがいいかなぁ・・なんて、思うのですが、
最近、反対側の方を歩いてます、率直に御免なさい。すみません。
ということで、「笑顔で手を振って帰ろう」がいいかなぁ。
投げキスして帰るのは意味が違う(笑)
聴衆のみなさんも、
お見送りの団員のみなさんを向いて、笑顔で帰ろうではありませんか。
基本的に、あそこに団員の方々がいるっていうのは大好きです。
すばらしいです。
やめないでください。
反対側を通っていたときは、急いでいるときで、決して避けてないですよ~。
「笑顔のふれあい」、大事にしたいと思います。
輪番ではなく、志願してあそこにいらっしゃるのですから・・。
「よい演奏は、努力の賜物」
そ~なんです。素晴らしい!!と、表現しましょう。
いい演奏ができて当然なんて、思ったらダメですよ。
お客も進化しなくては。
演奏者をその気にさせるには、お客もその気にならないと・・・と、思う次第です。