デビットヘルフゴッドの人生を描いた映画
「シャイン」
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番がキー。見応えあり。
弾き真似ではなく、手は役者さんご本人のもの。
第3番をコンクールで弾きながら、頭の中が真っ白になって、
あっち側の世界に行ってしまった・・という話。
確かに、3番は、そうしたところがある曲かもしれない。
実在のピアニスト、
デビット・ヘルフゴッドは、
精神を患いながらも、夫人の助けでコンサートピアニストに復帰した。
こういう展開は、天才数学者
ジョン・ナッシュを描いた
「ピューティフル・マインド」にも似ている。
デビットヘルフゴッドの演奏は音盤にもなっている。
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昔から聴いているのは、アシュケナージとオーマンディーのレコード。
2007年は、
PMFオーケストラと
ボリス・ベレゾフスキー氏で、
リハーサルを3日間聴き、ボレイコ氏の解釈とベレゾフスキー氏のテクニックで、
ラフマニノフの第3番を細部まで堪能。
2008年の6月は、
コンスタンチン・リフシッツ氏と
札幌交響楽団。
11月は、
ロンドン交響楽団と
アレクセイ・ヴォロディン氏。
と、最近は、2番にも増して3番の演奏を聴く機会も増えたのは、うれしい。
難曲には違いないが、いずれのピアニストも、そんなことは微塵も感じさせない。